麻しん(はしか)が世界・国内で増加しています

更新日:2026年04月30日

4月19日現在、全国では、25の都道府県から麻しんの発症が確認されております。埼玉県も令和8年に入り、増加傾向です。

埼玉県の感染状況は、こちらをご覧ください。

麻しんとは

麻しんは、麻しんウイルスによる急性ウイルス感染症です。感染力が非常に強く、免疫を持たない人が感染すると90%以上が発症します。原因ウイルスは麻疹ウイルスです。主な感染経路は空気感染で、空気中に漂うウイルスを吸い込んで感染します。また、近くで患者が咳やくしゃみをした際にしぶきを吸い込んで感染する飛沫感染や、ウイルスが付着した場所を手で触ったあとに鼻や口を触って感染する接触感染もあります。

症状

典型的な症状としては、通常10~12日の潜伏期間を経て発症し、最初に38℃前後の発熱とともに、風邪のような症状、鼻水、くしゃみ、咳、咽頭痛などのカタル症状が現れます(カタル期)。この時期の終わりには口の中の両側の頬の粘膜にコプリック斑(1ミリほどの白い斑点で周囲に紅斑を伴う)が出現し、同時に結膜炎が見られることがあります。発熱は3~4日続いたのち、一旦下がりますが、再び39℃以上の高熱とともに全身に赤い発疹が現れます。発疹は癒合しながら広がり、3~5日で解熱、その後、5~6日かけて発疹は消退し、褐色の色素沈着を残します。重症化すると肺炎を合併することがあります。

治療

抗ウイルス薬などの治療薬がないため、症状に応じた対症療法を行います。

合併症に対しては必要に応じ、酸素投与や抗菌薬による治療などが行われます。

予防

感染力が強く空気感染する場合もあるため、手洗いやマスクのみで十分な予防効果が期待できません。麻しん含有ワクチンを2回接種し、あらかじめ免疫を作ることが最も重要な予防対策となります。

定期接種の対象児(1歳児・小学校就学前の年長児)は、予防接種が済んでいるかご確認ください。まだ、接種していないお子さんは、早めの接種をご検討ください。平成12年4月1日以前に生まれた方は、当時の感染状況もあり、2回の定期接種が行われていない可能性があります。母子健康手帳等で、過去の麻しんの罹患歴又は2回の接種記録をご確認ください。

麻しんの流行がみられる国や地域へ渡航する人は、接種歴をご確認ください。渡航歴が不明な場合や2回接種していない場合は、渡航2週間前の接種を検討してください。

 

●下記の方は必要に応じて予防接種について医療機関にお問合せください。

・麻しん患者と最初に接触してから72時間以内の人

・海外に渡航する人(渡航2週間前までに接種すること)

・麻しんに感染したことのない人で、かつ、以下のいずれかに該当する人

a)MRワクチン未接種または接種歴が不明の人

b)MRワクチン接種歴が1回の人

C)MRワクチンの接種歴が2回だが、2回の接種後の抗体検査により抗体価が低いことが分かった人でその後未接種であった人

 

●特に注意いただきたい人

【接種が不十分な場合ワクチン接種のご検討をお願いしたい人】

・保育園や学校職員、医療機関職員など、小さいお子さんや患者さんと接触する機会の多い人

・空港職員、観光業スタッフなど渡航者と接触する機会の多い人

【感染すると重症化するといわれているので注意が必要な人】

・妊娠中は麻しん風しんワクチンの接種ができません。早産や流産のリスクがあるため、妊娠前の接種をご検討ください。

・免疫不全のある人は、主治医の方と相談のうえ、麻疹風しん混合(MR)ワクチン接種をご検討ください。

・乳幼児は、肺炎や脳炎を起こすリスクがあるので、ご家族の接種歴を確認ください。

感染症に罹ったら

麻しんを疑う症状がある場合は、外出を控えるとともに、受診する場合には、事前に医療機関に連絡の上、医療機関の指示に従って対応いただくようお願いします。

感染拡大防止のため、受診の際には、公共交通機関の利用を可能な限り避けることについて、ご協力をお願いします。

関連情報

埼玉県感染症動向調査2026年(埼玉県ホームページ)

麻しん(はしか)(厚生労働省ホームページ)

麻しん(はしか)に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター

〒350-0436
埼玉県入間郡毛呂山町川角305番地1

電話番号:049-294-5511
ファクス番号:049-295-5850

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