水稲の害虫多発にご注意ください

更新日:2024年08月20日

カメムシ類(イネカメムシ・斑点米カメムシ)

・今年度は、県内東部及び東北部の早期栽培「あきたこまち」で、イネカメムシによる集中的な被害が各地から報告されています。また、川越農林管内でも、既に発生が確認されています。7月3日までの予察灯における誘殺数が、多発といわれる昨年の総誘殺数をすでに超えています。

・斑点米の原因となるだけでなく、出穂期に被害を受けると大幅な減収の原因となります。今後さらなる個体の発生が予想されます。被害を防ぐためには、出穂期~穂揃期とその7~10日後の薬剤散布が有効です。

・定期的な除草は有効ですが、出穂前2週間と出穂後2週間の生息地(畦畔、雑草地、休耕田など)での作業は、カメムシ類を水田に追い込み、被害の発生を助長させる恐れがあるので避けてください。

・飼料用米、発酵粗飼料生産では、使用できる農薬に制限があるので、ご注意ください。

トビイロウンカ

・例年6~7月に日本に飛来し、イネの根元を吸汁することで被害が発生します。今年は飛来源の1つである中国広東省のイネウンカ発生率が166%と多く、警戒が必要です。気温が高く、雨が少ない年には、発生が多くなる傾向があります。

・幼虫期の薬剤散布が効果的であり、根元まで薬剤を十分に散布することが重要です。適切な時期、薬剤、散布方法で、被害を防除しましょう。

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