No.7「ショイコ(背負い梯子) ~山のショイコ、里のショイコ~」(歴史民俗資料館)

更新日:2023年10月17日

 『歴史の小箱』では、当館に寄贈・寄託された資料の中から、オススメの1点を展示・紹介しています。(一定期間展示した後に収蔵庫に戻します)

 第7回目は、ショイコ(背負い梯子)を展示・紹介しました。

左側に下が短い山用の背負子と、右側に下が長く作られた里用の背負子がそれぞれ立てかけられている写真

(向かって左)山用のショイコ (向かって右)里用のショイコ

 ショイコは、マキや刈りとった麦など、集めたものを束ねてしばりつけ、背中に背負って運ぶための道具です。
 たて2本の脚の間に横木をつけている形が、ハシゴに似ているため、一般的に「背負い梯子」と呼ばれています。
 背中にあたる場所に縄をまいて背中の痛みを軽くする工夫もされています。

 山用のショイコは、足が長いと木にぶつかったり、坂を下りるときに足がつかえてしまうため、短くなっています。足が短いことで、坂で腰をおろして休むこともできるように工夫されています。

 平地用のショイコは、足が長く、たくさんのものが運べます。足が長いことで、地面に足をたてて休むこともできるようになっています。

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〒350-0432
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