帯状疱疹予防接種について

毛呂山町では令和5年4月1日より、帯状疱疹予防接種を受ける50歳以上の方を対象に、接種費用の助成を開始しましたが、令和7年4月1日から65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を開始しました。

帯状疱疹は、水痘（みずぼうそう）ウイルスが原因で発症します。子どもの時に水痘に感染した方は、治った後も水痘・帯状疱疹ウイルスが生涯にわたって神経節に潜伏します。その潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、活性化することで発症する皮下疾患が帯状疱疹です。

帯状疱疹は、過労やストレス、加齢などによる免疫力の低下が影響し、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。

帯状疱疹を予防するためには、予防接種を受けることが有効です。予防接種には現在2種類のワクチンがあり、50歳以上の方は予防接種を受けることができます。

帯状疱疹を予防するためのワクチンは2種類あります。

接種回数や接種費用、効果などに違いがありますので、ご自身に合ったものをお選びください。

1.乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」（生ワクチン）

接種回数：1回

効果：接種後1年で60%程度、接種後5年で40%の予防効果があると言われています。

2.乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」（不活化ワクチン）

接種回数：2回（通常は1回目の接種から2か月後に2回目を接種しますが、病気や治療により免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。）

効果：接種後1年・接種後5年で90％以上、接種後10年で70%の予防効果があると言われています。

※助成を受けられるのは、生涯でどちらかのワクチン一方（生ワクチン又は不活化ワクチンのいずれか）を一度だけとなります。

※不活化ワクチンは、接種回数分（2回）助成します。

※令和5年4月1日以前に接種したものに対して助成はできません。

※任意接種の方は指定医療機関以外で助成は受けられません。

※生活保護受給者で、定期接種の年齢の方は全額公費負担になります。

毛呂山町に住所あり、今までに町の助成を受けたことがない方

【定期接種】

1、年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方

2、令和7年度に限り101歳以上の方

3、60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

【任意接種】

50歳以上で定期接種に該当しない方

1. 毛呂山町保健センターで申請書を記入・提出
2. 帯状疱疹予防接種予診票の交付を受ける
3. 町指定医療機関にて予約する
4. 帯状疱疹予防接種予診票を持参して予防接種を受ける

• (注意)いずれも予約制です。なお、指定医療機関は変更になる場合があります。
• (注意)医療機関により取り扱うワクチンの種類が異なります。
• 定期接種の方は、毛呂山町指定医療機関以外で助成を受けられる場合がありますので、ご相談ください。

注射部位の局所症状（赤み、かゆみ、熱くなる、腫れ、痛み、硬くなる）、発疹、倦怠感、筋肉痛、疲労感、頭痛などが報告されています。また、大きな副反応として、生ワクチンでは、ショックやアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎、不活化ワクチンでは、ショック、アナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあります。

1.明らかに発熱している人（37.5℃以上）

2.重い急性の病気にかかっている人

3.水痘･帯状疱疹を予防するワクチンに含まれる成分で、過去にアナフィラキシーを起こしたことがある人

4.免疫機能に異常のある疾患を有する人及び免疫抑制をきたす治療を受けている人※

5.妊娠していることが明らかな人※

6.上記のほか、医師が不適当と判断した場合

※…「ビケン」を接種する人のみ該当