鎌倉街道と古墳の森保存活用プロジェクト!2024

更新日:2024年09月10日

「鎌倉街道と古墳の森保存活用プロジェクト」は、国指定史跡鎌倉街道上道と周辺の美しい景観や文化財群が多くの人に守られ親しまれるよう、その魅力を伝えるためのプロジェクトです。

2024年度も数多くのイベントを行います。

くわしくは「詳細ページはこちら」をクリック!

鎌倉街道クイズDEオリエンテーリングを開催しています

鎌倉街道上道を歩いて、クイズに挑戦するオリエンテーリングをおこなっています。
ぜひ、チャレンジしてください!

所要時間:約60分
コース:学習コース(中学生以上向け)・昔話コース(小学生向け)の2コース
どちらも、どなたでもチャレンジできます。


イベント期間:7月2日(火曜日)~12月15日(日曜日)

特典:10月27日(日曜日)より最終日まで、甲冑を着てオリエンテーリングにチャレンジしてくれた方には、記念品をさしあげます。(対象は高校生以下)
※当館の紙製甲冑も貸出しします。

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2024鎌倉街道クイズDEオリエンテーリング表紙

2024「絵灯篭の夕べ」をご見学ください

鎌倉街道近くの大類・苦林地区と玉林寺地区では、毎年10月第2土曜日の夕方より行っている絵灯篭にちなんで、鎌倉街道に絵灯篭をかざる「絵灯篭の夕べ」を開催します。今年は、町立小学校の児童が描いた約250個の絵灯篭を点灯します。どうぞご見学ください。

開催日時:10月12日(土曜日)午後5時~午後7時
雨天の場合は毛呂山町歴史民俗資料館にかざり、午後6時に終了します。
駐車場は、毛呂山町歴史民俗資料館または大類館

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2024絵灯篭の夕べ

鎌倉街道周辺に広がる古墳の森でコンサートを開催!

コンサートの様子は毛呂山町公式YouTubeで配信中です。

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毛呂山昔話シート

鎌倉街道を横切る大きな白狐

鎌倉街道上道周辺の昔話を紹介しています。毛呂山でもあんな妖怪やこんな妖怪の言い伝えがありました。ぜひご覧ください。昔話シートの詳細ページはこちら。

鎌倉街道と古墳の森プロジェクトキャラクターは「鎌倉コン太」に決定!

  館内での投票の結果、本プロジェクトのキャラクターの名前は「鎌倉コン太」に決定しました!!

たくさんのご応募、ありがとうございました。

「鎌倉コン太」を考えてくれたのは小学校4年生の児童で、「鎌倉コン太が選ばれて、とてもうれしいです!」と話してくれました。

また、「鎌倉コン太」のイラストの作者である中村郁恵さんからは、「これからも鎌倉コン太とともに大好きな毛呂山町を応援していきたいと思います」とコメントをいただきました。

毛呂山の鎌倉街道にはかつて多くのキツネがすんでおり、キツネの昔話が伝わっていたことから、キツネの「鎌倉コン太」が誕生しました。

これからも「鎌倉コン太」をよろしくお願いいたします。

(投票は、令和5年10月3日から11月30日の期間中、当館内に名前の一覧を貼りだし、来館者に投票していただきました)

「鎌倉コン太」に決定

「鎌倉街道と古墳の森」 見どころマップ

 毛呂山町の鎌倉街道上道は、令和4年11月10日に国史跡に指定された大変貴重な、町の宝ともいうべきものです。
 また、越辺川近くの鎌倉街道周辺には、多数の小さな古墳が残されており、森の中に古墳が見られる風景が広がっています。
当プロジェクトは鎌倉街道上道とともに、周辺の美しい古墳の森の景観や、文化財群が多くの人々に守られ、親しまれるよう、その魅力を伝えていくものです。

鎌倉街道へは、埼玉県入間郡毛呂山町大類535番地1 毛呂山町歴史民俗資料館を目印においでください。お車は毛呂山町歴史民俗資料館の駐車場をご利用ください。

 

見どころマップ

※「歴史の道百選」は、文化庁が全国の歴史的・文化的に重要な古道などを選定したもの。
埼玉県では毛呂山町の鎌倉街道を含む2件のみが選定されました。
凡例…見どころマップ内の「★1」は「★見どころ1」、「★2」は「★見どころ2」、「★3」は「★見どころ3」にそれぞれ対応しています。

★見どころ1 越辺川の手前には宿場とお寺があった!

毛呂山町の鎌倉街道の北端は、越辺川(おっぺがわ)にたどりつきます。
発掘調査によって、そこには中世の宿場があったことがわかっています。
ここは、中世の文献にある「苦林宿」(にがばやしじゅく)だと推定されています。
宿場にはいくつもの井戸が見つかっており、多くの人々が住んでいたと思われます。
そして、宿場の西側の高台には崇徳寺(または阿弥陀堂)というお寺があったと伝えられ、たくさんの中世のお墓のあとが残っていました。
 鎌倉街道を通って越辺 川を渡る人々が滞在したり、川を使って運搬されてきた商品がおろされ、鎌倉街道を使って各地に輸送されるなど、流通の盛んな所に宿場がつくられたようです。
※この遺跡は今も地面の下にあるので見ることはできませんが、毛呂山町歴史民俗資料館に発掘調査の出土品が展示されていますので、どうぞご覧ください。

木々の生えた林の中にある高さが3メートル延慶の板碑の写真

←元は崇徳寺跡にあった延慶の板碑(1310年銘、埼玉県指定文化財)。高さは3メートル!

★見どころ2 昔ながらのこみち

毛呂山町の鎌倉街道は、今も舗装されていないこみちが残る、関東でも数少ない鎌倉街道です。
地面の下には、鎌倉街道の道路と側溝の遺跡が眠っています。
道路の幅は3~4メートルで、両側に側溝をつけており、越辺川の方向に向かって水が流れるように掘られています。
この周辺は、春夏秋冬どの時期もちょっとした散策にちょうどいいこみちです。
季節を感じながら、林の中をお散歩してみてはいかがでしょうか。
令和2年度の調査では、あらたな発見もあり、宿場の入口付近に石が敷かれていることがわかりました!

両脇に木々が生えており、舗装されていない砂利道が遠くまで続いている林の中に鎌倉街道の写真

←舗装されていない鎌倉街道。とても貴重です。

★見どころ3 古墳の見える森

毛呂山町の鎌倉街道にそった木もれ日さす森の中に、ポコンポコンと小さな山が見られます。
これは、古墳時代に造られた小さな円墳です。
越辺川に沿って、両岸に80基もの古墳を見ることができます。
鎌倉街道を通った中世の旅人も、この古墳を見ながら宿場へ向かっていったことでしょう。
どこに古墳があるか探しながら歩くのも楽しいですよ!

木々が生えている場所で、土が盛り上がり、小さな山のようになっている円墳の写真

←森の中にみられる古墳。こんな小さな山を見つけてみてください。

★見どころ4 深く掘り下げた鎌倉街道の土木工事のあと

鎌倉街道は、高低差をなくすため、場所によっては深く掘り下げて道を造りました。
これを掘割(ほりわり)といいます。
毛呂山町には、掘割の跡がはっきりと残っている所があります。
この場所に立つと、中央の道の部分は低く、両側は高くなっているのがわかります。
鎌倉時代の記録によると、地頭と呼ばれる地域の有力な武士が道の管理をしていました。多くの人々が土木工事にたずさわり、鎌倉街道を造ったり、直したりしたのでしょう。
道幅は約3メートルで、道の両側には側溝も造られていました。
関東にいくつかある鎌倉街道の本道の一つとされているため、しっかりとした工事を行ったのではないでしょうか。

左側は木々で生い茂っており、道幅の狭い道が通っている鎌倉街道の土木工事のあとの写真

←鎌倉街道の掘割のようすがよくわかる遺跡

この記事に関するお問い合わせ先

歴史民俗資料館

〒350-0432
埼玉県入間郡毛呂山町大字大類535番地1

電話番号:049-295-8282
ファクス番号:049-295-8297

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