養蚕と機織り

養蚕コーナーの展示風景
埼玉県も、かつては群馬県についで養蚕と機織りが栄えた地です。毛呂山もまた、養蚕と機織りが主要産業となった時代がありました。
明治期に入り、養蚕の飼育法に改良が加えられ、次第に養蚕を行う農家が増え、大正期には農家の貴重な現金収入源として、ますますさかんになりました。
はじめは繭から糸を取り、紡いで糸染めし、機織りをして出荷していましたが、機織りが工場などで専業に行われるようになると、繭として出荷することが一般的になっていったようです。
これだけ栄えた養蚕も、繭価の下落とともに衰退し、現在では、町内でわずか1軒が養蚕を行っているだけです。
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更新日:2021年12月23日