指定文化財「佐々木文山書 八幡宮扁額」

更新日:2021年12月23日

 出雲伊波比神社本殿(国指定重要文化財)に並び鎮座する天神地祇社は、大正5年(1916年)の摂社末社の合祀以前、八幡宮(八幡社)と呼ばれ地域の信仰を集めていました。
 この扁額は、古文書を除くと、旧八幡宮の合祀改称以前の唯一といってよい資料で、大変貴重な文化財です。
 隷書体で彫り出された「八幡宮」の文字の脇に「佐文山書(落款)」と刻まれています。「墨華堂」の落款から江戸時代中期を代表する書の大家・佐々木文山の手によることがわかります。
 裏面には、「享保九甲辰年(1724年)六月吉日 如意村 嶋田太良左衛門」と刻まれています。

「八幡宮」の文字が隷書体で彫り出された木製で長方形の扁額の写真
扁額の「佐文山書(落款)」と朱色で刻まれている(落款)部分を拡大している写真

 八幡宮扁額(左)と佐々木文山こと「墨華堂」の落款(右)

この記事に関するお問い合わせ先

歴史民俗資料館

〒350-0432
埼玉県入間郡毛呂山町大字大類535番地1

電話番号:049-295-8282
ファクス番号:049-295-8297

お問い合わせはこちら

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか