指定文化財「佐々木文山書 八幡宮扁額」
出雲伊波比神社本殿(国指定重要文化財)に並び鎮座する天神地祇社は、大正5年(1916年)の摂社末社の合祀以前、八幡宮(八幡社)と呼ばれ地域の信仰を集めていました。
この扁額は、古文書を除くと、旧八幡宮の合祀改称以前の唯一といってよい資料で、大変貴重な文化財です。
隷書体で彫り出された「八幡宮」の文字の脇に「佐文山書(落款)」と刻まれています。「墨華堂」の落款から江戸時代中期を代表する書の大家・佐々木文山の手によることがわかります。
裏面には、「享保九甲辰年(1724年)六月吉日 如意村 嶋田太良左衛門」と刻まれています。


八幡宮扁額(左)と佐々木文山こと「墨華堂」の落款(右)
この記事に関するお問い合わせ先
歴史民俗資料館
〒350-0432
埼玉県入間郡毛呂山町大字大類535番地1
電話番号:049-295-8282
ファクス番号:049-295-8297
お問い合わせはこちら
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2021年12月23日