鎌倉街道の特徴
台地を通る鎌倉街道は、地面を掘りくぼめて路面を造る「掘割」と呼ばれる構造が見られ、道路の両側には側溝が掘られています。掘割は、できるだけ平坦に、かつ直線的に道を造るための工法と考えられています。
埼玉県内で最も掘割の特徴が良好に見られるのが、毛呂山町市場・西大久保境の鎌倉街道掘割遺構で、南北120メートル、東西70メートルの範囲に、4メートルの道幅とその両端に約1.5メートルの高まりを持つ「掘割」の形状が良好に保存されています。
![左側は木が生い茂った林になっており、右側は小高くなっている左右の間に細い道が続いている鎌倉街道の写真](http://www.town.moroyama.saitama.jp/material/images/group/31/160412111624_0.jpg)
鎌倉街道掘割遺構(市場・西大久保境)
![道路の面の部分を発掘し、土が見えている側溝の写真](http://www.town.moroyama.saitama.jp/material/images/group/31/160412111624_1.jpg)
発掘された掘割遺構の道路面と側溝
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更新日:2021年12月23日