令和5年度 「醤油しぼり実演会」を開催しました

更新日:2023年12月10日

 晴天に恵まれたなか、令和5年12月9日(土曜日)に毛呂山醤油作りサークル共催の醤油しぼり実演会および体験
会が開催されました。
  今回しぼった醤油のもろみは令和5年4月29日(土曜日)に仕込んだもので、大正時代末期に毛呂山町で発祥した
「吉野川式自家用醤油」を再現した、昔ながらの醤油づくりの工程で作ったものです。
  今回も醤油しぼりを来館者の目の前で実演し、実際に体験してもらいました。
皆さんは珍しい醤油しぼりの工程を、かぐわしい醤油の香りに包まれ、見て、味わって、普段出来ない経験を
楽しまれていました。

モロミの発酵・当日の状態

4月29日に作り、数日かけて麹菌を繁殖させたものに水と塩を入れてモロミ作りが始まる
R5醤油麹    R5仕込み直後もろみ
   醤油麹を繁殖させた大豆と小麦                         塩と水を入れたモロミ(5月上旬)



12月9日当日のモロミの状態(このモロミを湯でゆるめ、布袋に入れてしぼる)

当日の醤油しぼりの様子

 醤油火起こし  醤油袋詰め       
 1)最初に大釜いっぱいに湯を沸かす                     2)布袋にお湯でゆるめたモロミを入れる

 

醤油袋均等   醤油袋圧かけ
3)「フネ」の中に布袋を重ねて均一に入れる       4)ジャッキで圧搾して醤油をしぼる
     (醤油をしぼる道具)


醤油火入れ   醤油しぼり後 
5)殺菌・味を良くするための「火入れ」              6)圧搾後、袋から出したモロミ

 

醤油撹拌  醤油しぼり2回目
7)圧搾したモロミに湯を入れてしぼれる状態までかくはん。かくはん後布袋に戻し、再び圧搾

 

夕暮れ火入れ  完成醤油
8)2回に分けてしぼった醤油を合わせて3時間程度煮つめて完成した、作りたての醤油
 

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