学校の地域活動

学校の地域活動とは、学校が地域に出て行き、地域貢献する活動です。
たとえば、学校や児童生徒が町の防災訓練に参加したり、地域のお祭りに参加したりする活動などを指します。
児童生徒が地域の行事などに関心を持ち、歴史や慣習に触れたり、地域コミュニティの役割を知ることで、郷土愛を育み地域の将来を担う人材の育成を図ることが期待されます。また、若い世代と地域の方々との交流は地域の活性化につながるだけでなく、日頃の声かけや災害時の相互支援など、世代を超えたネットワークづくりにも期待できます。

毛呂山町老人福祉センター山根荘にて行われた、町主催の寿大学に毛呂山中学校の生徒が出演しました。生徒が日頃練習している「トーンチャイム」という楽器の演奏を披露したり、埼玉県の郷土かるたを寿会の皆さんと楽しんだり、頭の体操をしたりして盛り上がりました。
孫世代との交流に、寿会の皆さんの顔もほころび、特に中学生も交じって行った郷土かるたでは、童心に返って楽しむ方々の様子が印象的でした。
中学生も、トーンチャイムの音の出し方を教えたり、ステージで頭の体操をやってみせたりと、堂々とした様子で、積極的に参加者とコミュニケーションを図っていました。
参加者からはトーンチャイムのきれいな音色に心癒やされ、生徒たちの日々の練習の様子が伝わってきて感動したとの感想も寄せられました。
核家族化が進む昨今、若い世代と高齢者が交流する機会がほとんどありませんが、こうして学校の生徒が地域の集まりに参加している姿を見ると、お互いへの理解や思いやりが深まり、 地域や学校を身近に感じてもらえるような気がしました。