不幸な飼い主のいない猫(野良猫)を減らそう
えさやりをする前にまず不妊手術を
お腹を空かせた飼い主のいない猫が目の前にいれば「かわいそう」と思い、ついエサを与えたくなります。しかし、エサを与え続ければ、猫はその場に居着き、あっという間に数が増え、飼い主のいない猫を迷惑だと感じる人が増えてきます。不幸な飼い主のいない猫をこれ以上増やさないためにも不妊手術を行うことが大切です。
猫の飼い主の方へのお願い
1 不妊手術をしましょう
不妊手術をすることにより、繁殖のための争いやストレスを軽減することができるだけでなく、発情期の鳴き声やスプレー行為なども抑えられます。尿の臭いも抑えられるとも言われています。むやみに数を増やさず、適正な頭数を飼いましょう。
2 猫は室内で飼いましょう
屋外で飼育すると、他人の庭や畑などへのふん尿、鳴き声などで地域に迷惑をかけてしまう恐れがあります。また、屋外に出ることで交通事故に遭ったり、感染症にかかり命を落とす危険性もあります。猫はエサが十分に得られれば、特に広い生活空間は必要としないため、猫の健康と安全を守るためにも、室内で飼ってください。
3 猫はエサがあるところに集まります
猫に一度でも屋外でエサを与えてしまうと、またエサがもらえると期待してその場に集まり続けます。飼い猫のために屋外にエサを置いている場合でも他の猫が集まってしまいます。(場合によっては猫以外の動物も集まります。)
4 猫の発情期は年2~4回
猫は、自らの意思で繁殖をコントロールすることができません。メス猫は生後4カ月~12カ月で子猫を産めるようになり、年に2~4回の発情期があります。1回に産む子猫の数は4~8頭で、1年間で20頭以上増える可能性があります。
埼玉県動物指導センターのページ
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更新日:2021年12月23日