熱中症に注意しましょう

更新日:2024年04月24日

熱中症は、5月頃の急激な気温の変化を伴う季節の変わり目や湿度が高くなりがちな梅雨の時期から発症し、猛暑となる7月から8月頃が発症のピークになります。 埼玉県内の熱中症で救急搬送は、年々増加しており、令和5年度は、5,720人が救急搬送されています。 今後、起こり得る極端な高温も見据え、 適切な予防法を理解し、これまで以上に熱中症の予防を心がけましょう。  

熱中症とは?

熱中症とは、暑い環境下でおきる健康障害の総称です。症状は、体温の上昇・異常な発汗、のどの渇きや頭痛、吐き気、けいれんや意識障害などさまざまで、死に至ることもあります。 乳幼児は、新陳代謝が活発で体温が比較的高いのが特徴ですが、大人に比べて汗をかく機能が未発達であるため、体温調節がうまくできません。炎天下の車内などでは、短い時間で体温が急上昇し、生命に危険が及ぶことがあります。 また、高齢者は体内の水分量が少ないため、熱中症になりやすい傾向があります。とくに、暑さやのどの渇きなどを感じにくいため、脱水症状になりやすいことや内臓の機能が低下し、熱中症の症状自体が非常に重くなりやすいので、注意が必要です。

熱中症警戒アラートと熱中症特別警戒アラートの運用開始について

令和6年度4月1日に改正気候変動適応法が施行され「熱中症警戒アラート」を「熱中症警戒情報」として法律に位置づけ、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備えて、一段上の「熱中症特別警戒情報」が創設されました。町では防災無線等でお知らせします。

・熱中症警戒アラート(熱中症警戒情報

熱中症警戒アラートは、気温が著しく高くなることにより、健康被害が生じるおそれがあると予測された日に、埼玉県内のいずれかの暑さ指数情報提供地点(8地点)における翌日及び当日の日最高暑さ指数(WBGT)が、予測値で33に達する場合に、環境省及び気象庁より発表されます。

・熱中症特別警戒アラート(熱中症特別警戒情報)

熱中症特別警戒アラートは、過去に例のない危険な暑さになることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に、埼玉県内のすべての暑さ指数情報提供地点(8地点)における翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が予測値で35に達する場合に環境省及び気象庁より発表されます。

 

※暑さ指数(WBGT)とは、「湿度」、「日射・輻射など周辺の熱環境」、「気温」の3つを取り入れた指数です。

暑さ指数は、環境省熱中症予防情報サイト内の「暑さ指数の実況と予測」で確認できます。   https://www.wbgt.env.go.jp/sp/wbgt_data.php

暑さ指数について詳しくは環境省熱中症予防情報サイト内の「暑さ指数(WBGT)について」で確認できます。http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

熱中症特別警戒アラートからのメッセージ

広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります!!
自分の身を守るためだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください!!

  • 具体的には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。
  • また、校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。

今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。

日常生活の熱中症予防ポイント

熱中症を予防するために、以下の点を心がけましょう。

・エアコンを上手に活用する  ・帽子や日傘などを活用する

・高温、多湿の条件下を避ける ・運動時や作業時には適度な休息をとる

・こまめな水分補給を欠かさない(喉の渇きを感じる前に水分補給)

・規則正しくバランスの取れた食事をとる ・十分な睡眠をとる

・無理をしない ・暑さに備えた体づくり(無理のない範囲)  

熱中症かな?と感じたときは

・風通しのよい日陰やエアコンの効いている室内などの涼しいところに避難する

・衣服を緩め、休憩し、からだを冷やす

・しっかりと水分を補給する(適度な塩分補給も忘れずに)

・症状が改善しても、しばらく安静にして無理をしない

※吐き気や嘔吐があり、水分補給ができない場合は医療機関で点滴等の処置が効果的です。また、意識障害を伴うときは、早めに病院を受診してください。

「まちのクールオアシス」をご利用ください

熱中症予防対策のため、町内5か所の公共施設を「まちのクールオアシス」として開放しています。暑さ厳しい夏の外出時の一時休憩所としてご利用ください。

まちのクールオアシス実施施設

施設名 住所 電話番号
保健センター 毛呂山町大字川角305-1 049-294-5511
毛呂山町役場 毛呂山町中央2-1 049-295-2112
中央公民館 毛呂山町岩井西1-15-1

049-294-1250

東公民館 毛呂山町大字川角298-1 049-295-2277
毛呂山町立図書館

毛呂山町岩井西4-18-1

049-295-1015

 

関連リンク

埼玉県のホームページなど、熱中症に関する内容が掲載されています。こちらもぜひご確認のうえ、熱中症を予防しましょう。      

・埼玉県ホームページ(健康長寿課)「熱中症予防5つのポイント」

・熱中症予防のための「まちのクールオアシス」-埼玉県

・厚生労働省

・熊谷地方気象台

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター

〒350-0436
埼玉県入間郡毛呂山町川角305番地1

電話番号:049-294-5511
ファクス番号:049-295-5850

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