感染症情報について※現在、感染性胃腸炎増加傾向
感染症患者発生情報2025年第16週(令和7年4月14日~4月20日)
全体の報告はこちらをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症
埼玉県発表の統計によると、令和7年4月14日~4月20日の定点からの報告では、新型コロナウイルス感染症患者は422人、定点当たり2.41人と前週と同水準でした。基幹定点医療機関からの入院患者の報告は26人でした。
感染症を予防するには、手洗いや手指消毒、換気など基本的な感染対策を続けることが必要です。また、新型コロナウイルス感染症は、年齢が上がるほど重症化するリスクが高まります。日本感染症学会は、高齢者における重症化・死亡リスクは、インフルエンザより新型コロナウイルス感染症の方が高いと警告しています。重症化予防の一つとして予防接種をご検討ください。

インフルエンザ※警報レベル 解除になりましたが、引き続きご注意くださいますようお願いいたします。
埼玉県発表の統計によると、令和7年4月14日~4月20日の定点からの報告では、インフルエンザの患者は227人(定点当たり1.30人)でした。基幹定点医療機関からの入院患者の報告は3人でした。
◎令和7年2月5日にインフルエンザの流行警報は解除となりました。例年、インフルエンザは、A型株の後にB型株が流行する傾向にあります。引き続き、外出時におけるマスクの着用、咳エチケット、外出後の手洗いとともに、十分な休養をとるよう心掛けてください。また、体調がすぐれないときは、医療機関に電話で相談の上、早めに受診をお願いします。

伝染性紅斑(りんご病) ※令和7年3月12日警報解除
埼玉県発表の統計によると、令和7年4月14日~4月20日の報告では、伝染性紅斑(りんご病)の患者は216人(定点当たり1.96)であり、国の定める警報の数値を下回りましたが、やや高い水準にあります。流行警報は解除されましたが、引き続き、マスク着用による咳エチケットやこまめな手洗い等、基本的な感染対策を心がけていただくようお願いいたします。
【伝染性紅斑(りんご病)とは】
両頬に現れる境界鮮明な紅い発疹を特徴とする感染症です。リンゴのように頬が赤くなることから「りんご病」ともよばれます。
潜伏期間は10~20日で、両頬の発疹に続いて、手や足に網目状の発疹が現れ、1週間前後で消失することがほとんどです。大人では、両頬の赤い発疹は少なく、関節痛や頭痛などが出現し、関節炎症状により1~2日歩行ができないこともありますが、ほとんどは自然に回復します。
頬に発疹が現れる7~10日くらい前に微熱や風邪のような症状が見られ、この時期にウイルスが最も多く排泄されます。発疹が現れたときにはすでにウイルスの排泄はほとんどなく、感染力はほぼ消失しています。
主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」、ウイルスが付いた手で口や鼻などに粘膜に触れることによる「接触感染」です。
【伝染性紅斑(りんご病)が疑われる場合は】
〇周りへの感染に気を付けましょう。
〇症状によっては早めに医療機関を受診しましょう。
〇伝染性紅斑(りんご病)に特別な治療法はありません。症状に応じた対症療法を行うことになります。

感染性胃腸炎【現在、増加傾向】
埼玉県発表の統計によると、令和7年4月14日~4月20日の定点からの報告では、感染性胃腸炎の患者は973人(定点当たり8.85人)で、前週と比較して増加しています。
外出後の手洗いとともに、十分な休養をとるよう心がけてください。また、体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、早めに受診してください。

基本的な感染対策
手洗い・手指消毒
こまめに手洗い・手指消毒をしましょう。

マスクの着用
令和5年3月13日からマスクの着用は個人の判断が基本となりました。ただし、周囲の方に感染を広げないために受診時や医療機関・高齢者施設など訪問する時、通勤ラッシュ時など混雑した電車・バスに乗車する時はマスクを着用しましょう。
高齢者・基礎疾患を有する方・妊婦など重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く時は、ご自身を感染から守るためにマスク着用が効果的です。

咳エチケット
咳やくしゃみにより感染する感染症は数多くあります。 「咳エチケット」とは、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで行うことが重要です。
換気
夏場はエアコンを使用することが多いため、窓を閉め切りにしてしまいがちです。空気の入れ替えをするためにこまめに換気をしましょう。
十分な休養と栄養バランスのとれた食事を摂る
体の抵抗力を高めるために、十分な休養と栄養バランスのとれた食事を摂るように日ごろから心がけましょう。
妊娠期間における患者との接触回避 ※特に要注意
妊娠中に感染した場合、まれに胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じる可能性がありますので、妊娠中あるいは妊娠をしている可能性がある人は、伝染性紅斑(りんご病)の患者や風邪の症状がみられる方との接触をできる限り避けるように注意してください。
事前の備え
以下のものを事前に準備しておくと安心です。
・市販の体外診断用の抗原検査キット(新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ)
・体温計
・市販の咳止め薬や解熱剤
・日持ちのする食料
・お茶やお水、スポーツドリンク、経口補水液などの水分
感染症に罹ったら
まずは、かかりつけ医や身近な医療機関にご相談ください。
受診すべきか迷った場合は、埼玉県救急電話相談(電話♯7119または048-824-4199)にご相談ください。家庭での対処方法や医療機関への受診の必要性について看護師が24時間体制で電話に応じます。令和6年4月から新型コロナウイルス感染症の受診相談、コロナワクチン接種後の副反応・有害事象も対応しています。
また、厚生労働省においても感染症・予防接種対応窓口があります。ぜひ、ご活用ください。
電話番号:0120-469-283
受付日時 午前9時~午後5時 ※土日祝日、年末年始を除く
この記事に関するお問い合わせ先
保健センター
〒350-0436
埼玉県入間郡毛呂山町川角305番地1
電話番号:049-294-5511
ファクス番号:049-295-5850
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更新日:2025年04月28日