歴史の道・古道鎌倉街道

更新日:2021年12月23日

 毛呂山町歴史民俗資料館の西側には、南北に鎌倉街道が通っています。毛呂山町の鎌倉街道は、県内でも保存状態がとてもよく、文化庁の「歴史の道百選」にも選ばれました。
 鎌倉街道は、中世、政治の中心であった鎌倉と、関東諸国や信濃、越後、陸奥を結ぶ主要道路でした。「いざ鎌倉」と鎌倉幕府の御家人たちが街道を行き来するなかで、鎌倉街道沿いで数多くの合戦が行われました。
 埼玉県を通る鎌倉街道は、中道(なかつみち)と上道(かみつみち)です。このうち、毛呂山町を通る鎌倉街道は「上道」で、坂戸市森戸から高麗川を渡り、毛呂山町市場・西大久保の境、川角・大類の境を抜けて、越辺川を渡り、鳩山町今宿へと続いています。
 鎌倉街道は、軍事道路であり、物流の幹線道路でもありました。毛呂山町の鎌倉街道には、往時の面影をしのばせる古道の景観が残り、街道周辺からは、中世の寺院跡や宿場の跡などの遺跡も発見されています。

森の中に木々が立ち並ぶ、川角・大類境の鎌倉街道の写真

川角・大類境の鎌倉街道(歴史民俗資料館西側)

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〒350-0432
埼玉県入間郡毛呂山町大字大類535番地1

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