「鎌倉街道と古墳の森」保存活用プロジェクト「毛呂山昔話シート」
毛呂山町では、国指定史跡「鎌倉街道上道」と川角古墳群をはじめとする周辺の文化財群の保存活用のため、より多くの方々に親しんでいただこうと「鎌倉街道と古墳の森」保存活用プロジェクトをおこなっています。
当プロジェクトの一つとして、鎌倉街道とその時代にまつわる昔話や、郷土の偉人などについて、子ども向けに毛呂山昔話シートを制作して配布しています。
毛呂山の妖怪などの昔話は、平成元年より町内の古老の方々よりおうかがいしたお話の記録をまとめた『毛呂山民俗誌』1~5巻、『毛呂山に生きる』から「不思議なはなし」をピックアップしてシートを制作しました。子どもたちにも昔の毛呂山について楽しく知っていただけるよう絵本のようになっています。ぜひご覧ください。
挿絵:中村郁恵作画 (一部フリーイラスト使用)
制作:毛呂山町歴史民俗資料館
無断転載・転用はご遠慮ください。
毛呂山昔話シートその4「鎌倉時代の領主 毛呂季光ものがたり~すえみつ、毛呂を名のる~」
平安時代のおわりごろ、京の都から藤原家の一族が毛呂にたどりつきました。一族は地名の「毛呂」をとって「毛呂氏」を名のるようになり、毛呂の領主となりました。やがて、源頼朝が鎌倉に幕府を開くと、その時の領主「毛呂季光」が、頼朝の側近としてむかえられるようになったのです。
毛呂山昔話シートその3「鎌倉街道と古墳の森のたぬきのおはなし」
明治時代か大正時代のころ、鎌倉街道の近くで「あぶら屋」をしていたおばあさんがいました。その家によくたぬきが遊びに来たそうです。ある寒い冬の夜、おばあさんが夜なべ仕事をしていると「あぶら屋さん、こんばんは」と何度か声がしました。ふりかえってみるとたぬきが障子を開けて入ってきたのです・・・。
毛呂山昔話シートその2「鎌倉街道とほとけ坂のキツネの嫁入り」
むかしむかし、ある小雨の降る夕暮れ時、鎌倉街道のほとけ坂で男の子が遊んでいると、ゆらゆらと動くいくつものあかりが見えました。ちょうちんの行列だと思い男の子が目をこらしてみるとポイポイと不自然な動きをしています。あれはもしかして・・・。
毛呂山昔話シートその1「鎌倉街道と古墳の森のキツネのおはなし」
むかしむかし、毛呂山の鎌倉街道沿いにはたくさんのキツネがすんでおり、その森は「オトウカヤマ」とよばれていました。ある日娘さんが夜、鎌倉街道を通っていると大きな人間ほどもある白いものが前を横切りました。すると・・・。

鎌倉街道沿い(毛呂山町大類・川角境)に残る古墳上の稲荷社
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更新日:2025年04月01日