一点ギャラリー『歴史の小箱』 No.15 「毛呂醸造指導所と自家製醤油圧搾機」

『歴史の小箱』では、当館に寄贈・寄託された資料の中から、オススメの一点を展示しています。
 

第15回目は、醤油を庶民の食卓に届けた「毛呂醸造指導所醤油搾り圧搾機」を紹介します。

 

毛呂醸造指導所

 

 毛呂醸造指導所とは、毛呂山町毛呂本郷の吉野川周作氏が設立した、醤油を共同で醸造する一種の企業でした。

 吉野川氏は、当初、学校の代用教員をしていましたが、23歳で自家用味噌・醤油の改良普及を思い立ち、教員を辞め、野田醤油会社で7年程醸造技術を学び、技師となり、30歳頃(大正12年頃)、毛呂本郷に毛呂醸造指導所を開きました。                         

この指導所では、もっぱら農村に自家用醤油を普及するため、吉野川氏が開発した「吉野川式自家用醤油」という、独自の醤油製造法を以って、多くの醤油搾り(=醤油作り)職人を育成・輩出しました。また、戦前は吉野川氏自らも埼玉県農務課の講師として、十数年間県内の指導にあたり、さらに岐阜県、富山県、新潟県でも講師を依頼されて指導するなど、醤油を庶民の食卓に届けた大変な功労者だったのです。毛呂山に醤油搾りの職人が多くいたのは、毛呂醸造指導所が数多くの弟子を輩出したからです。

 (古写真や図解の原本は吉野川志津江氏より提供)

 

  

毛呂醸造指導所の役員と指導者

(写真2列目中央、左から6人目が毛呂醸造指導所を設立した吉野川周作氏です。)

醤油圧搾機を使った醤油搾りのようす

 

 

自家用醤油搾り圧搾機と図解

  

醤油圧搾機(通称 フネ) 

(毛呂山醤油づくりサークルによって、技術の伝承が行われています。)

 

醤油圧搾機図解

 


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