平成31年度 施政方針

「日本一やさしい町」実現に向けて

 

 「平成」最後となります統一地方選挙の毛呂山町長選挙におきましては、多くの町民皆さまのご支持をいただきまして当選の栄に浴することができ、去る5月15日、記念すべき「令和元年」に3期目となります毛呂山町長に就任することができました。
 今まで2期8年の町政運営におきまして、町民皆さまから賜りました絶大なるご理解とご協力に改めて心から感謝を申し上げます。
 また、町長選挙と同日執行の町議会議員選挙において当選されました14人の議員皆さまに謹んでお祝いを申し上げ、更なる町政発展に対しまして、ご活躍をお祈りさせていただきます。

 8年前、初めて町長に就任した平成23年は東日本大震災が発生して間もない時期となり、最初の仕事が「東日本大震災復興支援プロジェクト委員会」の設置であり、オール毛呂山による被災地支援活動でした。
 東日本大震災の発生から今日まで、日本全国では熊本地震、大阪北部地震、北海道胆振東部地震と日本列島を震撼させ、それ以外でも豪雨災害などが後を絶たない事態が続いており、これらの災害によって亡くなられた多くの方々に哀悼の意を表し、被災された皆さまに心からのお見舞いを申し上げるものです。
 このような状況を鑑み、毛呂山町では一昨年に今までの「東日本大震災復興支援プロジェクト委員会」を「全国被災地復興支援委員会」と改名し、昨年においては、西日本豪雨災害および北海道胆振東部地震など、被災地に対して多くの町民皆さまのご支援をいち早くお送りすることができました。

 

〇 安全・安心の防災施策

 大震災のみならず、本町では県による土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域として大谷木、権現堂、宿谷、阿諏訪、滝ノ入、小田谷地区の一部が指定されており、「想定外」とならないように常日頃からの防災施策を進めて参る所存です。
 災害時における合言葉は「自助、共助、公助」であり、毛呂山町のすべての行政区において「自主防災組織の設立」を目指して参りますので、皆さまのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
 また、通学路などに防犯カメラ設置によって犯罪抑止力を強化し、通学路に面した民地のブロック塀においても、危険度判定によって補助金制度を設け、対処を考えて参ります。

 

〇 教育、子育て環境整備

 少子高齢化社会における人口減少は著しく、埼玉県では特に圏央道以北の市町村で顕著に人口減少が進んでいる状況であり、若い世代の転出を抑制し、転入人口を増やす施策を進めることが重要と考えます。
 教育環境整備においては、2期8年において毛呂山中学校、川角中学校の校舎および体育館の耐震化を含む大規模改造工事を完了することができ、4小学校に耐震化とエアコン整備も完了することができました。
 この教育環境整備が進んだことによって、本町教育部局では、2学期制から新3学期制に教育改革を進め、町立小中学校それぞれにコミュニティ・スクールを取り入れた小中一貫教育を目指すこととなりました。
 また、今までの第3子出産祝い金制度を見直し、第1子からの子育て支援金制度として子育て世代を応援「子育てしやすい町もろやま」を目指して参ります。

 

〇 高齢者支援、医療と福祉施策

「人生100年時代」を迎え、高齢者の健康長寿のための介護予防事業を推し進め、「日本一やさしい町もろやま」をスローガンに職員と一丸となって尽力して参ります。
 埼玉県内で初めて毛呂山町が取り組んだ介護予防事業「ゆずっこ元気体操」は、現在町内38地区で行われておりますが、未実施地区での普及活動を促し「ゆずっこ元気体操」の全地区実施を目指して参ります。
 町道や歩道、あるいは公共施設においてもバリアフリーを徹底し、ウィズもろやま(福祉会館)にエレベーター設置を検討してまいります。
 ソフト面では役場庁舎に総合案内係の職員を配置し、来庁されたお客様が迷わずに手続きが行えるように徹底した接遇に努めて参ります。
 町の循環バス事業にあっては、バスに乗り切れないお客様に対して後続車(タクシー等)で補うようにいたします。
 医療関係では「かかりつけ医」を推進し、埼玉医科大学病院と結ばれている電子カルテを活かして、疾病の重症化を防ぐシステムを構築いたします。

 

〇 川角駅周辺地区整備事業・生活道路改良工事 他

 東武越生線川角駅周辺地区整備事業に対して、学校法人城西大学より3億5000万円の寄付金をいただくことができました。今後、他の学校法人からもご協力いただき、川角駅周辺地区整備事業は2021年度中の完成を目指して参ります。
 西大久保地区の変形5差路の交差点改良工事につきましては、坂戸市の森戸橋の架け替え工事と同時進行で進められており、2020年度中の完成を目指します。
 また、立地適正化計画によって国からも期待を寄せられている本町は、武州長瀬駅北口から目白台地区を結ぶ自動運転バスに着手しており、2021年度中の実証運転を実現することによって目白台地区の利便性を高めることとなります。

 

〇 企業誘致と雇用の創出

 川角中学校の東側に展開する東部エリアでは、川越市より木屋製作所の進出があり、2018年度から操業が開始されており、既に約20人におよぶ毛呂山町在住の方々が就職されております。
 岐阜県に本社があるリネン関係企業の「トーカイ」にあっては、2020年度より工場棟建設に着手し、2022年創業を目途にしており、300人程度の雇用が必要と聞いております。

 

 〇 観光事業・遊べる町

 町の約4割が山間地域という毛呂山町は自然豊かな観光地が豊富に点在しております。飯能市のムーミンバレーパークの開業と新飯能寄居線バイパスの開通から、観光客の流れを毛呂山町に引き込む施策を官民連携による事業展開で進めて参ります。
 宿谷の滝のクールスポットをPRし、オートキャンプ場にバーベキュー会場やアドベンチャータイプの遊べる施設整備を進め、鎌北湖にあっては周遊道路を計画的に進めます。
 町の祭り「流鏑馬」については観光施策を強化し、国の無形文化財の指定を目指して参ります。

 

〇 大きな花を咲かせるとき

 今までの2期8年では、職員の努力と町議会の絶大なるご理解によって国の地方創生予算を如何なく活用することができ、「桂木ゆず」の復活を進めることができました。
 また、立地適正化計画をいち早く仕上げた本町は、スマートシティとしての自動運転バス事業や全国的にも課題となっている空き家対策にも着手しており、県内でも先駆的に市町村が抱える問題に取り組んでいる町と言っても過言ではありません。
 そして、これからの2~3年にあっては、川角駅周辺地区整備事業を筆頭に着手してきた様々な事業において、結果が現われる時期を迎えようとしております。

 どうか「大きく変わる毛呂山町」にご期待いただき、町民皆さまの更なるご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和元年にあたりましての施政方針とさせていただきます。
 

 

                                        毛呂山町長  井 上 健 次


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