一点ギャラリー『歴史の小箱』 No.3 「竹の漁撈具~筌(うけ)と魚籠(びく)~」

 『歴史の小箱』では、当館に寄贈・寄託された資料の中から、オススメの

一点を2週ごとに展示しています。 
 

 第3回目は、竹の漁撈具~筌(うけ)と魚籠(びく)~を紹介します。
 

筌

筌口

 筌は、魚などを捕まえる道具の一つです。水路や堀底の魚道に一晩仕掛けて、ドジョウ、ナマズ、ウグイといった魚を捕まえました。
 ドジョウは、土用になると田圃に溯上して産卵し、土用が過ぎると川に戻ります。
 毛呂山町長瀬の西田耕地で魚を捕った経験のある栗原勲さんによると、その習性を利用して、堀に仕掛ける筌口の向きを変え、筌いっぱいにドジョウを捕ったそうです。捕ったドジョウは、毛呂本郷の魚屋に持って行きました。
 暦や季節を大切にしていた先人の知恵がわかります。
 

※筌は細い竹を編んで、筌口を二重にしています。中に入った魚は外に出られない仕組みです。

 

魚籠

魚籠(びく)

 魚籠は、川などで捕まえた魚などを入れる籠で、魚釣りの時に、腰につけて使いました。
 毛呂山町には、昭和40年頃まで竹細工の職人がいて、収穫した野菜を入れるメカイ籠、養蚕の蚕籠、ざるなど日常的に使う竹製品が盛んに作られていました。
 写真の魚籠は、毛呂山町長瀬の平野籠屋で作られたものです。 竹を細く割き、割いた竹を編む技術は、幼少のころから家業を手伝い身に付けたものです。

※魚籠を編むのに使った竹は、幅、厚さともに、わずか1ミリに割いてあります。


お問い合わせ 歴史民俗資料館
代表:049-295-8282   fax:049-295-8297
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