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平成22年度 施政方針

限られた財源を最大限に活用


 我が国の景気は、一昨年のリーマンショックからの厳しい状況が続き、物価の下落と利益の減少が繰り返されるデフレスパイラル状態に陥っています。人員や賃金が削減され、失業率においては5パーセント前後で高止まりしており、有効求人倍率も0.5 倍程度という非常に厳しい状態となっています。
 地方財政をめぐる状況も、景気の低迷、消費の落ち込み、雇用の悪化などにより、法人所得や個人所得の伸びが見込めず、厳しさを増しています。
 毛呂山町においても福祉関連経費の増加、学校施設や役場庁舎など既存施設の老朽化や耐震化に伴う対応などにより、財政需要は拡大する傾向にあります。
 こうした状況を踏まえ、平成22年度の予算編成にあたっては、毛呂山町行財政集中改革プランを踏襲し、既存の事業および経費の見直しを引き続き実施するとともに、第四次毛呂山町総合振興計画基本構想で掲げられた目標である「安心と安全のまちづくり」を基本として推進いたします。とくに歳出全般について抑制を図り、限られた財源のなかで創意と工夫により最少の経費で最大の事業効果が得られるよう効率的配分に努め、編成しました。


平成22年度の主な取組


 始めに、10月31日から11月3日にかけて、毛呂山町の流鏑馬を含め、関東および周辺地域で現在も行われている保存団体9団体が集う「やぶさめサミット」を開催いたします。 毛呂山町の誇る流鏑馬の文化・伝統の再認識や他市町の保存団体との交流を図るとともに、これを機に、毛呂山町が流鏑馬を守り伝えてきた品格のある町であることを全国に発信していきたいと思っています。
 次に、「緑とふれあいの文化都市もろやま」を基本理念とする『第四次毛呂山町総合振興計画前期基本計画』の計画期間が平成22年度で終了することから、平成23年度を初年度とする後期基本計画を、パブリックコメントの手続きを経ながら、町民と行政の協働により策定していきます。
 新規事業として、毛呂山町史が刊行されてから30年が経過し、この間、歴史的な発見があり、新しい郷土研究も多数発表されています。そのため、『新毛呂山町史』の刊行を予定しています。

子育て支援事業  新たな制度の子ども手当については、次世代の社会を担う子ども一人ひとりを社会全体で応援する観点から、中学校修了までの子どもを対象に、一人につき月額1万3千円を支給します。
 また、今後の保育のあり方を検討するため、(仮称)子育て支援等検討委員会を設置して、保育サービスの向上を図ります。

教育関連事業 情報化、国際化、少子高齢化など、教育をめぐる状況が大きく変化しています。教育上の諸課題を克服し「基礎学力日本一」を実現するため、学校の図書購入費を大幅に増額したり、教育センターに非常勤特別職の所長を配置、指導主事一人を増員するなどして、教育行政の充実を図っていきます。
 また、泉野小学校、川角中学校の校舎耐震補強工事を実施します。泉野小学校ではブレースによる耐震補強のほか、屋上の防水工事、外壁の一部塗装工事を、川角中学校では耐震補強のほか、玄関改修工事、外壁の一部塗装工事を実施します。
 その他、光山小学校校舎および川角中学校体育館の耐震補強工事の設計を行います。
 

公共施設の維持管理  図書館と総合公園を含む体育施設の管理運営を、4月から指定管理者に移行し、これらの施設利用者に対するさらなるサービスの向上を図ります。
 また、役場庁舎の耐震補強工事を、平成22年度・23年度の2年に渡り実施します。工事実施に際しては、来庁される住民の皆さんにご迷惑をおかけしないよう、施工して参ります。

都市計画事業  長瀬駅前野久保線整備を含めた武州長瀬駅北口周辺地区整備事業について、引き続き町道第110号路線以北の用地取得に努め、自由通路や橋上駅舎、前久保中央公園連絡道路など一体的に整備を進めていきます。
 

環境関連事業  温室効果ガス排出量削減による地球温暖化防止の観点から、毛呂山町に居住し、住宅用太陽光発電システムを新たに設置する個人に補助を行います。また消費電力や熱の発生が少なく環境負荷が低いLEDの防犯灯を設置します。

観光・農業関係事業 町の活性化やイメージアップ、観光の振興を図るため、公募により、誰からも親しまれるようなマスコットキャラクターを作成します。
 農業関連においては、遊休農地を活用し、貸し農園を開設する人に対して補助金の交付を行い、遊休農地の解消を図るとともに、町民に対し町民農園としての情報提供を行っていきます。

水道事業  住民の皆さんに今後も安全な水を安定的に供給していくため、苦林浄水場に紫外線処理設備を設置します。また、石綿管および老朽管の布設替え工事を始めとした、配水管施設整備を引き続き進めていきます。

 平成22年度の予算編成にあたっては、耐震補強工事など教育施設の整備、子ども手当てをはじめとする子育て支援事業および道路行政などの生活基盤整備、ならびに安心のまちづくり施策に重点をおきました。
 今後とも、町民の立場に立ち、行財政改革を推進し、希望と活力に満ちた明日の毛呂山町を築くため、最大限の努力をしていく決意です。 

毛呂山町長 小沢 信義

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